レジデンシー紹介
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喜瀬先生のレジデンシー紹介
家庭医療学を志す医学生、研修医、そして若手医師の皆様へ。
家庭医療学開発センター(CFMD:Centre for Family Medicine Development)の教育担当責任者として、私たちの教育プログラムに興味を持っていただいたことに心より感謝申し上げます。
CFMDの教育プログラムは、医療福祉生協がもつ豊かな教育リソースとフィールドを最大限に活用し、地域医療への貢献を使命として2006年度からスタートしました。私たちは、大型の研修病院に依存するのではなく、家庭医療が実際に展開される場である「小規模病院」や「複数の教育診療所」を基盤とした研修環境を何よりも重視しています。 私たちが育成を目指すのは、ただ幅広い疾患を診るだけの医師ではありません。CFMDが目指す家庭医像には、大きく分けて以下の3つの中核的な価値が含まれています。
1. 確かな臨床能力と「癒し手(Healer)」としての実践 EBM(根拠に基づく医療)や予防医療を重視した、よく訓練された臨床能力を持つことは当然の前提です。その上で、都市部から過疎地域まで、どのような環境であっても非選択的な外来医療、急性期・緩和ケアに対応可能な在宅診療をバランス良く提供できる能力を養います。そして、患者さんを病気として診るだけでなく、その人生や家族、地域の背景までを理解し、「患者さんをまるごと診る」癒し手として関わる姿勢を大切にしています。
2. 社会的視点と「ヘルスシステムの構築者」としての役割 CFMDの教育の大きな特徴は、医療の枠を超えて、地域の暮らしや健康度向上に直接関与することです。健康観や公平性、正義といった価値観を涵養し、時には社会的弱者の権利を保護する責任を自覚しながら、地域住民や多職種、行政と協同して「特定の人口集団へのケア」や「健康づくり」を実践します。地域のヘルスシステムそのものを構築し、牽引するリーダーシップを養成します。
3. 自己主導型学習と教育・研究の探求 生涯にわたって成長し続けるため、「自己主導型学習(Self-directed learning)」の姿勢を身につけることを重視しています。日々の診療経験をそのままにするのではなく、「レジデント・デイ」やポートフォリオを通じた丁寧な「振り返り(省察)」を指導医や仲間と共に行います。さらに、自らが後進を育てる「教育者」としての技術や、地域の健康問題に科学的にアプローチする「研究者(臨床疫学・行動科学など)」としての基礎能力を身につけることも目標としています。
CFMDのレジデンシープログラム(東北、東京、近畿、山陰、せとうち)は、それぞれ地域の特性を活かしたユニークな研修を展開していますが、その根底に流れる「未来の家庭医療のリーダーを育む」というミッションは共通しています。 医療は、地域に暮らす人々の生活とともにあります。正解のない現場で迷いながらも、患者さんや地域と誠実に向き合い、仲間と共に成長を楽しめる方を私たちは全力でサポートします。 未来の地域医療を共に創り上げる仲間として、皆様とお会いできる日を心よりお待ちしております。
日本医療福祉生活協同組合連合会(医療福祉生協連)に設置された家庭医療学開発センター(Centre for Family Medicine Development:CFMD)が、5つの地域(東北・東京・近畿・山陰・せとうち)で運営する医療福祉生協が基幹施設の家庭医療専門研修プログラムです。
医療福祉生協がもつ教育リソース・フィールドを活用し、医療福祉生協の発展と、地域医療への貢献を使命として、2006年度より開始されました。
特に、家庭医としてのアイデンティティ獲得のための教育学習環境を重視し、大型の研修病院基盤型ではなく、家庭医療を実践する場として、小規模病院、複数の教育診療所を基盤として構築されています。
新・家庭医療専門医制度とは
- プライマリ・ケア領域における最大の学術団体である日本プライマリ・ケア連合学会が認定する専門医制度です。総合診療専門医制度を基盤とし、より専門性を高めた制度、両者を効率的・効果的に研修できるように制度設計をされています。
- 世界家庭医機構(WONCA)の国際的なプログラム認証を受けており、総合診療医/家庭医の養成において、国際水準の質保証が行われています。
- CFMDでは全国すべてのレジデンシー研修プログラムが認定されています。都市部、郡部にかかわらず、プライマリ・ケア診療、組織管理、地域に根ざした学術活動の基盤を身につけ、地域プライマリ・ケアのリーダーシップを発揮できる人材を養成する研修プログラムとなっています。
(参考リンク:日本プライマリ・ケア連合学会 新・家庭医療専門医制度のページへ)
総合診療専門医研修と連動、または単独のプログラム
- 新・家庭医療専門医制度は日本専門医機構が認定する総合診療専門医との連動研修が可能となっています。CFMDレジデンシーでは、東北・東京・近畿・せとうちが4年プログラムとして運営をしています。
- 最短4年間で総合診療専門医を基盤とした『新・家庭医療専門医』の受験資格を取得できます。
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