レジデンシー・東京

ユニークかつ先進的なレジデンシー・東京

2005年に家庭医療学開発センター(Centre for Family Medicine Development:CFMD)を設置、CFMDを中心に家庭医養成のための後期専門研修(レジデンシー)プログラムが構築されました。
レジデンシー・東京は、「家庭医療/総合診療のリーダーを養成するというミッション」を掲げ、2024年度現在、40名を超える卒業生が活躍しています。

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専門医研修プログラム

レジデンシー・東京は『家庭医療専門医』を希望する方のみ採用となります。

  • ■ 定員 5名
  • ■ 研修年限 連動プログラム4年間
  • ■ 日本プライマリ・ケア連合学会認定 家庭医療専門医
      プログラム名:CFMD家庭医療学レジデンシー・東京
  • ■ 日本専門医機構認定 総合診療専門医
      プログラム名:CFMD家庭医療レジデンシー・東京
  • ■ 基幹施設:川崎医療生活協同組合 久地診療所
      プログラム責任者:喜瀬 守人(CFMD副センター長)

レジデンシーの特色

医療福祉生協は、地域に根ざした医療・福祉・介護施設を複数有しており、小児から高齢者まで幅広い年齢・階層を対象とした包括的な健康サービスを提供しています。本プログラムは大都市の教育診療所を基盤としており、大都市圏の大きな特徴でもある、地域における健康格差の拡大、患者層や疾患の多様性、今後予想されている高齢者人口の爆発的増加に対応できる総合診療専門医を養成することを目指しています。
経験豊かで優れた指導医陣が揃い、レジデントは家庭医療/総合診療のロールモデルと出会い、研修を積むことができる体制を整備しています。また、診療所における研修の期間も長く、都市部の個性豊かな診療所での経験を積むことができます。
過去のプログラム修了生の半数が女性医師であり、妊娠、出産、育児中においても、研修を継続できるよう柔軟な対応を行っています。また、男性医師の育児休暇取得も積極的に支援をしています。

プログラムの特徴

■ 家庭医療ⅠⅡ/総合診療ⅠⅡ 研修(24か月以上)

  • レジデンシー・東京の教育診療所に在籍。自分のホームとして4年間継続した研修を実施する居場所となります。
  • 家庭医療Ⅰ/総合診療Ⅰ研修は、地域に貢献できる家庭医療専門医になる観点から18か月以上、診療所研修を行います。また、どのローテーション期間中であっても週に1日(または月に1回)教育診療所に戻り研修を行います。
  • 家庭医療Ⅱ/総合診療Ⅱ研修(6か月以上)は、教育診療所と同じ医療福祉生協の病院で研修をします。地域の中小病院での役割、医療・福祉との多施設連携による外来・入院医療を経験することができます。外来の虚弱高齢者ケアをはじめ、在宅ケア導入・緩和ケアについても充分な症例を経験できます。

【教育診療所】

神奈川県:川崎医療生活協同組合
久地診療所*研修基幹施設
あさお診療所
川崎セツルメント診療所
川崎協同病院*家庭医療Ⅱ/総合診療Ⅱ研修施設

東京都:東京ほくと医療生活協同組合
生協浮間診療所
北足立生協診療所
王子生協病院*家庭医療Ⅱ/総合診療Ⅱ研修施設

埼玉県:医療生協さいたま生活協同組合
大井協同診療所現在は募集はしていません。
埼玉協同病院

■ 内科研修(6か月以上)、小児研修(3か月以上)、救急研修(3か月以上)

  • 内科研修では家庭医療専門医研修に協力してくださる内科指導医のもと、総合内科、臓器別内科の研修を積むことができます。
  • 小児研修では小児外来・入院医療を通じ、検査の要否や緊急性判断、入院の要否の判断、入院時に必要な初期対応を学びます。また、診療所外来を含めワクチンに関する知識、感染症の対応など学校や園での疾患管理についても学ぶことができます。
  • 救急研修ではウォーク・インER研修を通じ、多彩な事例を担当することで、急性疾患のスキルとマネジメント能力を獲得できます。
  • 内科研修、小児研修、救急研修は外部連携施設での研修となり、この期間に『へき地・離島・医療資源の乏しい地域』での研修を6か月間実施します。(総合診療専門医研修必須要件)

■ 選択研修(3か月)

  • レジデントの希望、研修達成度を考慮し、より家庭医としての学びを深める一環として選択研修期間を設けています。

指導体制、研修プログラム管理

■ レジデントそれぞれに担当指導医を配置

  • 所属先の教育診療所の指導医が担当指導医として教育にあたります。研修の進捗をはじめ、臨床の相談やキャリアについてなど、いつでも相談できるようにしています。
  • 家庭医療専門医取得に必須のポートフォリオも4年間の中で担当指導医からマンツーマンで指導を受けることができます。

■ 多彩な外部ファカルティー

  • CFMD東京修了生をはじめ、外部のアドバイザーとのネットワークから、臨床疫学・生物統計学、EBM、医学教育、医療政策、医療経済、プライマリ・ケア研究のスペシャリストにファカルティーを依頼し、より質の高い研修を可能にしています。

■ 研修プログラム管理、研修タスク管理

  • レジデンシー・東京運営委員会を指導医、事務で構成。また、教育診療所の事務長、連携施設の研修担当事務との協働により、複数法人にまたがった専門研修を可能にし、レジデントの家庭医としてのアイデンティティを常に保障しています。
  • 研修担当事務を配置し、ローテーションスケジュール調整、研修修了タスク管理を行い、レジデントが快適な研修期間を過ごせるようにサポートをしています。

研修ローテーション(例/一部)

研修期間:4年プログラム

例①

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 家庭医療Ⅰ/総合診療Ⅰ研修 家庭医療Ⅱ/総合診療Ⅱ研修
教育診療所 川崎協同病院・王子生協病院・埼玉協同病院
2年目 緩和研修 小児研修 救急研修 選択研修
王子生協病院
3年目 内科研修 その他研修
(へき地・離島・医療資源の乏しい地域研修) (連携施設での研修)
4年目 家庭医療Ⅰ/総合診療Ⅰ研修
教育診療所

例②

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 家庭医療Ⅱ/総合診療Ⅱ研修 家庭医療Ⅰ/総合診療Ⅰ研修
川崎協同病院・王子生協病院・埼玉協同病院 教育診療所
2年目 小児研修 救急研修 緩和研修 選択研修
(へき地・離島・医療資源の乏しい地域研修) 王子生協病院
3年目 内科研修 その他研修
(連携施設での研修)
4年目 家庭医療Ⅰ/総合診療Ⅰ研修
教育診療所

見学、プログラム説明等のお問合せ

CFMD家庭医療学レジデンシー・東京 研修担当事務 芦野 朱
(研修基幹施設:川崎医療生活協同組合 久地診療所)
メールアドレス  cfmdtokyo@gmail.com

尚、今年度のレジデント採用、応募に関してはこちらをご覧ください。

修了生・専攻医からのメッセージ

History,Story,PhilosophyのあるCFMD東京でともに学び、成長しましょう

レジデンシーディレクター 喜瀬 守人

「CFMDってどんな組織なんですか?」と、色々な方から尋ねられます。CFMDは、家庭医・総合診療医を育てるために結成された組織で、東京だけではなく、東海・近畿・せとうち・東北・山陰にも後期研修プログラムが存在します。
CFMD東京は、東京を中心に神奈川・埼玉に多くの教育診療所と多くの指導医が所属し、専攻医やフェローの教育、診療所間のネットワークを活かした研究に力を入れています。また、お互いが緩くつながりながら、自分のやりたいことを自分のペースで、自由に学び成長していくという組織文化があります。診療だけではなく、教育、研究、管理運営など、さまざまな学びと成長の手段がCFMDにはあります。
共に学び合い成長することで日本の家庭医療の発展に寄与したいと考えている方はぜひ、CFMDに参加して下さい。
お待ちしています。

 

教育やリサーチの推進にも注力

指導医 渡邉 隆将

  • レジデンシ―修了2009年
  • リサーチフェローシップ修了

僕自身、家庭医療のリサーチにも関わっていますが、CFMDでは教育や質改善、リサーチの推進に力を入れており、お互いに協力しあうことで診療だけでなくこれらの活動を通して多くの方々に貢献することができるところにとてもやりがいを感じています。

しっかり時間をかけた毎月の振り返り

指導医 斎木 啓子

  • レジデンシ―修了2009年
  • リーダーシップフェローシップ修了
  • 在宅医療フェローシップ修了

CFMDでは、毎月しっかり時間をかけて、学年毎に1ヵ月の振り返りを行っています。レジデントが自分の研修の進行状況を把握して、次の目標を設定しやすくなるのは勿論のこと、指導医にとっても、他の指導医から指導方法を習得出来たり、レジデントを通して研修を疑似体験出来たりと、自身の生涯学習に有用だと感じています。

月に一度のレジデント・デイが貴重な学びの場

指導医 石川 美緒

  • レジデンシ―修了2012年
  • 在宅医療フェローシップ修了

レジデンシーで得たものの中で一番大きいのは、やはり「振り返り」だと思います。日々の診療の中で、正解の無いグレーゾーンを手探りで進まねばならない辛さを感じる機会が多くありますが、構造的な振り返りを行うことで、頭も心も整理されるという経験を得ました。月に一度のレジデントデイは、とても貴重な学びの場でした。

病気を診ないで人を診る大切さ

指導医 富永 智一

  • レジデンシ―修了2012年

初期研修医のころより家庭医・総合医を目指し後期研修ではCFMDを選びました。大学院・博士取得コースとして後期研修を開始。医学博士も取得することができましたが、何よりも医学という学問をどう現場の医療と結び付けていくのか。病気を診ないで人を診ることとはどんなことかを後期研修で学ぶことが出来ました。

複数の診療所から構成されるプログラム

指導医 清田 実穂

  • レジデンシ―修了2012年
  • リーダーシップフェローシップ修了

家庭医にとって、教育の現場というのはとても重要ですが、CFMDのレジデントデイやレジデントセミナーなどの場は、教育の場であるとともに、自らの学びの場でもあります。複数の診療所からできているプログラムであるからこその気づきもあり、とてもやりがいがあります。若手からベテランまで揃っていますので、一人ひとりの視点の違いの積み重ねが大きな変化につながるのが楽しく感じられる場です。

診療所ベースのプログラム

孫 大輔

  • レジデンシ―修了2011年

卒後8年目の頃、腎臓内科医だった私は「全人的医療をやりたい」と思い、家庭医療学の魅力を知り、家庭医への転向を決めました。研修先を選ぶに際し、診療所ベースのプログラムであるということ、何より藤沼先生という謎に満ちた(笑)グレートな家庭医がいる、などが決め手となりCFMDを選びました。研修で学んだことは医学教育者となった現在でも大きくいかされています。

たくさんの指導医や専攻医がいること

専攻医 島 直子
たくさんの指導医やレジデントがいるCFMDの魅力は教育環境が充実していること!レジデントデイでのCBD, clinical jazz、レジデントセミナーなど豊富な教育を受け、安心安全な環境で家庭医療専攻医に必要な知識を深めていくことができます。また、同期との振り返りでは多くの刺激を受けています。