レジデンシー東京 ひな形


CFMD家庭医療学レジデンシー・東京
(日本プライマリ・ケア連合学会認定 家庭医療専門医研修プログラム)
CFMD家庭医療/総合診療レジデンシー・東京
(日本専門医機構認定 総合診療専門医研修プログラム)


2005年に家庭医療学開発センター(Centre for Family Medicine Development:CFMD)を設置、CFMDを中心に家庭医養成のための後期専門研修(レジデンシー)プログラムが構築されました。
レジデンシー・東京は、「家庭医療/総合診療のリーダーを養成するというミッション」を掲げ、これまでに30名を超える卒業生が家庭医療専門医として全国で活躍しています。
家庭医療学を学ぶのに非常に適した医療福祉生協の診療所をベースとした、ユニークかつ先進的なレジデンシーです。

研修施設

ローテーション(例)

  • ▶ 研修年限  4年間
  • ▶ 4年修了時に、日本専門医機構認定 総合診療専門医と日本プライマリ・ケア連合学会認定 家庭医療専門医の受験資格を同時取得できます。
  • ▶ レジデンシー・東京では、日本プライマリ・ケア連合学会認定 家庭医療専門医との同時取得を研修修了条件としているため、プログラム研修期間を4年間に設定しています。
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 久地診療所(or教育診療所) 川崎協同病院(or連携施設)
総合診療Ⅰ/家庭医療Ⅰ領域研修 総合診療Ⅱ/家庭医療Ⅱ領域研修
教育診療所への週1日ワンデイバック
2年目 川崎協同病院・他 慈恵医科大学病院・他 王子生協病院 選択研修連携施設
小児領域研修 救急領域研修 緩和ケア研修 選択研修
教育診療所への週1日ワンデイバック
3年目 沖縄県立宮古病院or利根中央病院/(or連携施設)
内科領域研修
教育診療所への週1日ワンデイバック(or月1回のマンスリーバック)
4年目 久地診療所(or教育診療所)(週1日のワンデイリリース)
総合診療Ⅰ/家庭医療Ⅰ領域研修

プログラム責任者からメッセージ

History,Story,PhilosophyのあるCFMD東京でともに学び、成長しましょう

レジデンシーディレクター 喜瀬 守人

「CFMDってどんな組織なんですか?」と、色々な方から尋ねられます。CFMDは、家庭医・総合診療医を育てるために結成された組織で、東京だけではなく、東海・近畿・せとうち・東北・山陰にも後期研修プログラムが存在します。
CFMD東京は、東京を中心に神奈川・埼玉に多くの教育診療所と多くの指導医が所属し、専攻医やフェローの教育、診療所間のネットワークを活かした研究に力を入れています。また、お互いが緩くつながりながら、自分のやりたいことを自分のペースで、自由に学び成長していくという組織文化があります。診療だけではなく、教育、研究、管理運営など、さまざまな学びと成長の手段がCFMDにはあります。
共に学び合い成長することで日本の家庭医療の発展に寄与したいと考えている方はぜひ、CFMDに参加して下さい。
お待ちしています。

 

プログラム紹介動画【↓↓画像をクリックすると再生されます↓↓】

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修了生コメント【クリックすると表示されます】

渡邉 隆将
レジデンシ―修了2009年

教育やリサーチの推進にも注力

  • リサーチフェローシップ修了

僕自身、家庭医療のリサーチにも関わっていますが、CFMDでは教育や質改善、リサーチの推進に力を入れており、お互いに協力しあうことで診療だけでなくこれらの活動を通して多くの方々に貢献することができるところにとてもやりがいを感じています。

斎木 啓子
レジデンシ―修了2009年

しっかり時間をかけた毎月の振り返り

  • リーダーシップフェローシップ修了
  • 在宅医療フェローシップ修了

CFMDでは、毎月しっかり時間をかけて、学年毎に1ヵ月の振り返りを行っています。レジデントが自分の研修の進行状況を把握して、次の目標を設定しやすくなるのは勿論のこと、指導医にとっても、他の指導医から指導方法を習得出来たり、レジデントを通して研修を疑似体験出来たりと、自身の生涯学習に有用だと感じています。

石川 美緒
レジデンシ―修了2012年

月に一度のレジデント・デイが貴重な学びの場

  • 在宅医療フェローシップ修了

レジデンシーで得たものの中で一番大きいのは、やはり「振り返り」だと思います。日々の診療の中で、正解の無いグレーゾーンを手探りで進まねばならない辛さを感じる機会が多くありますが、構造的な振り返りを行うことで、頭も心も整理されるという経験を得ました。月に一度のレジデントデイは、とても貴重な学びの場でした。

富永 智一
レジデンシ―修了2012年

病気を診ないで人を診る大切さ

初期研修医のころより家庭医・総合医を目指し後期研修ではCFMDを選びました。大学院・博士取得コースとして後期研修を開始。医学博士も取得することができましたが、何よりも医学という学問をどう現場の医療と結び付けていくのか。病気を診ないで人を診ることとはどんなことかを後期研修で学ぶことが出来ました。

清田 実穂
レジデンシ―修了2012年

複数の診療所から構成されるプログラム

  • リーダーシップフェローシップ修了

家庭医にとって、教育の現場というのはとても重要ですが、CFMDのレジデントデイやレジデントセミナーなどの場は、教育の場であるとともに、自らの学びの場でもあります。複数の診療所からできているプログラムであるからこその気づきもあり、とてもやりがいがあります。若手からベテランまで揃っていますので、一人ひとりの視点の違いの積み重ねが大きな変化につながるのが楽しく感じられる場です。

孫 大輔
レジデンシ―修了2011年

診療所ベースのプログラム

卒後8年目の頃、腎臓内科医だった私は「全人的医療をやりたい」と思い、家庭医療学の魅力を知り、家庭医への転向を決めました。研修先を選ぶに際し、診療所ベースのプログラムであるということ、何より藤沼先生という謎に満ちた(笑)グレートな家庭医がいる、などが決め手となりCFMDを選びました。研修で学んだことは医学教育者となった現在でも大きくいかされています。

島 直子

たくさんの指導医や専攻医がいること

たくさんの指導医やレジデントがいるCFMDの魅力は教育環境が充実していること!レジデントデイでのCBD, clinical jazz、レジデントセミナーなど豊富な教育を受け、安心安全な環境で家庭医療専攻医に必要な知識を深めていくことができます。また、同期との振り返りでは多くの刺激を受けています。