出雲市民病院を中心とする日本プライマリ・ケア連合学会認定「出雲家庭医療学センター家庭医療後期研修プログラムver2.0基準認定」をベースに、鳥取生協病院、わかさ診療所、弓ヶ浜診療所、松江生協病院などを研修協力病院に加え、「医療生協家庭医療学レジデンシー・山陰」を立ち上げ、2014年4月に日本プライマリ・ケア連合学会のver2.0基準認定を受けた。
1年目 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
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内科研修 鳥取生協病院/松江生協病院 |
小児科研修 鳥取生協病院/ 松江生協病院 |
救急研修 島根県立中央病院 |
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週1回診療所へワンデイバック | ||||||||||||
2年目 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
選択研修(精神科、産婦人科、整形外科、緩和ケア科、リハビリ科など自由に選択可能) | 総合診療専門研修Ⅱ 鳥取生協病院/出雲市民病院 |
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内科研修・総合診療専門研修Ⅱも可能 | ||||||||||||
週1回診療所へワンデイバック | ||||||||||||
3年目 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
総合診療専門研修Ⅰ わかさ生協診療所/弓ヶ浜診療所/大曲診療所 |
プログラムの全体構成(月単位の換算による) | ||||
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総合診療専門研修 | 総合診療専門研修Ⅰ | 総合診療専門研修Ⅱ | ||
( 12 )カ月 | ( 6 )カ月 | |||
領域別研修 | 内科 | 小児科 | 救急科 | その他 |
( 6 )カ月 | ( 3 )カ月 | ( 3 )カ月 | ( 6 )カ月 |
総合診療専門研修Ⅰはわかさ診療所・弓ヶ浜診療所・大曲診療所にて行う。非選択的な外来診療、在宅診療、および地域包括ケアの研修を行う。コミュニティにより近い診療所での研修は、特に家族志向型プライマリ・ケアを学ぶには格好のフィールドと考えている。
総合診療専門研修Ⅱは鳥取生協病院・出雲市民病院にて行う。臓器別研修ではない急性期・亜急性期・慢性期にわたる多彩な疾患・健康問題に対応できる知識・技術を習得することを目標とする。小規模病院の診療では、一般的な医学的ケアに留まらず、患者を取り巻く様々な背景に基づく多種多様な問題が持ち込まれるため、通常のケースカンファレンスに加え、 院内外の様々なスタッフや家族を交えたケアカンファレンスも開催し、これらの問題に対応する能力を養う。
内科研修は鳥取生協病院・松江生協病院にて行う。病棟では主治医として主に内科疾患の急性期患者の診療を幅広く経験する。
救急科研修は島根県立中央病院にて行う。救急科専門医指定施設において外科系・小児を含む全科の主に軽傷から中等症救急疾患の診療を経験する。
小児科研修はせいきょう子どもクリニック(鳥取生協病院)・ふれあい診療所(松江生協病院)にて行う。外来では指導医の下で初診を数多く経験し、小児特有の疾患を含む日常的によく遭遇する症例や疾患の対応を経験する。救急診療では指導医の下で積極的に救急外来を担当し、軽傷・1次救急を中心に経験する。病棟では日常的によく遭遇する疾患の入院診療を担当し、外来・救急から入院に至る流れと基本的な入院ケアを学ぶ。
領域別研修においてはニーズに沿った形で2ヶ月~3ヶ月のブロック研修を予定している。また、内科研修・小児科研修・救急研修時には週1回診療所へのワンデイバックを予定している。
(救急科):島根県立中央病院(必修:3か月)
(総合診療専門研修Ⅱ):鳥取生協病院、出雲市民病院(必修:6か月)
(総合診療専門研修Ⅰ):わかさ生協診療所、弓ヶ浜診療所、大曲診療所(必修:12か月)
(内科):鳥取生協病院、松江生協病院(必修:6か月)
(小児科):せいきょう子どもクリニック(鳥取生協病院)、ふれあい診療所(松江生協病院)
(領域別その他):鳥取生協病院(一般外科・精神科医/心療内科、リハビリテーション科、
緩和ケア科、脳神経外科)
松江生協病院(一般外科・整形外科・リハビリテーション科・産婦人科)
斐川生協病院(眼科)
日本プライマリ・ケア連合学会認定プログラムver2.0基準認定
指導医集団での省察
事務局を設置し、指導医と研修医と定期的な話し合いの場を持つ。また、医療生協家庭医療学レジデンシー東京・東海・近畿・瀬戸内等と連携して詳細など詰めていく。