医療福祉生協連家庭医療学開発センター(CFMD)
「2015年 レジデンシー・東京 ポートフォリオ発表会・修了式」報告
~医師・看護師・職員など約120名が参加~
医療福祉生協連家庭医療学開発センター(Centre for Family Medicine Development:CFMD、東京都新宿区)は、2015年3月22日、コーププラザ(東京都渋谷区)にて「2015年 レジデンシー・東京 ポートフォリオ発表会・修了式」を開催しました。この会は、「CFMDフェローシップ」と「レジデンシー・東京(家庭医後期研修)」との各プログラムの修了生及びレジデントたちの公開ポートフォリオ発表会です。これらの内容は、CFMDにおけるポートフォリオ※の集大成であり、ポートフォリオ作成ならびにポートフォリオ基盤型学習に大変役立つ内容の発表です。
※研修者の学習成果や省察の記録、メンター(指導者)の指導と評価の記録などをファイルなどに蓄積・整理したもの。
発表会には、120名(含む委員・事務局)の医療福祉生協の病院・診療所、大学病院・医療機関の医師・看護師・職員が参加しました。なお今回は、東京ほくと医療生協のポートフォリオ発表会も同時開催しました。
<ポートフォリオ発表会と修了式の概要>
◇開会あいさつ:藤沼 康樹家庭医療学開発センター長
◇フェローシップの発表
□Leadership Training Fellowship 0nsite (指導医養成フェローシップ)
今期で修了する研修生2名によるポートフォリオ発表を参加者たちは、熱心にメモをとりながら耳を傾け、質問していました。
○清田 実穂医師 川崎医療生協 あさお診療所
(1)管理運営の質改善 (2)カリキュラム開発(LTF on siteの実際) (3)家庭医療が理論:患者中心の医療の方法 (4)キャリアプランニング:キャリア・アンカー・インタビュー
○増山 由紀子医師 医療生協さいたま・大井協同診療所
(1)自己管理の表現:生涯学習の方法・モチベェーション・時間管理 (2)管理運営:マーケティング・経営分析 (3)家庭医療学:複雑性・不確実性 (4)医学教育:Case-based Discussionの導入経験
◇CFMDレジデンシー・東京 ポートフォリオの発表
□Class of 2015(修了生)
診療所を拠点とした家庭医の養成プログラムに基づき、1年間にわたり学んだ結果を3名の医師がプレゼンしました。10領域のショーケースポートフォリオの発表に参加者たちは実践に基づく個性あふれるそれぞれのプレゼンを熱心に聞いていました。
〇田中 公孝医師 東京ほくと医療生協 北足立診療所
〇天野 静医師 川﨑医療生協 久地診療所
〇後藤 郁美医師 東京西部医療生協 上井草診療所