プライマリ・ケア現場に根ざした臨床研究を行う医療生協診療所ネットワーク
CFMD-PBRN
Centre for Family Medicine Development - Practice-Based Research Network
CFMD-PBRNがAHRQ(Agency for Healthcare Research and Quality;アメリカ合衆国保健福祉省の一部局である医療研究品質庁)にInternational PBRNとして認証されました。
Practice-based researchという用語について、決まった定義があるわけではありませんが、ここでは、「診療所における現場の中で得られた仮説や疑問に対して、その現場で解明する研究」としておきます。皆さんは、日々の業務の中で「この患者さんに○○が生じるのはなぜなんだろう?」「自分が普段やっていることは効果があるのだろうか?」など、様々な疑問が生じるのではないでしょうか?そして、それらの疑問を研究・解決し、形にしていくことができたら・・と考えたことがあるのではないでしょうか?もしそんなことができたら、以下のような良いことが起こると思います。まず、個々の診療所の現場では、
また、医療生協という組織に関しては、
CFMD-PBRNは、東京とその近県の医療生協等の診療所群でグループを形成し、現場の問題意識に応じた臨床研究をグループで力をあわせて計画・実行することをめざしています。そして、そのために協同で学びあい、成果を外の世界に発信することを目的としています。
現在は在宅患者の前向きコホート研究である「EMPOWER-Japan Study(Elderly Mortality Patients Observed Within the Existing Residence)」を進めています。その他、チームで取り組める研究であれば、看護領域の研究、医療者教育の研究などにも取り組む予定です。
医療生協の診療所あるいは、診療所ベースの臨床研究に熱意のある診療所(診療所単位での参加となります)。
各診療所でレギュラーに参加していただけるPBRNリーダーを一人決めていただきます。
会費月額 10,000円(各診療所負担)
約2ヶ月に一度、学習会・カンファレンスを開催します。
CFMD-PBRNのWeb上のコミュニティを作成し、学習資料の共有や日常的な交流およびディスカッションの場を設定します。
医療部会、その他団体、学会の研究助成金の獲得を目指します。会費収入のうち一定の割合を研究費とします。