レジデンシー 近畿 募集要項 ver1.0、ver.2.0

都市型・地域型診療所を拠点とし、自己主導型学習(Self-directed learning)による家庭医の研修を行います。研修の3年間で家庭医の基礎および一部の発展的な要素を学び、その後、生涯学び発展し続ける家庭医をめざします。
レジデンシー修了後、日本プライマリ・ケア連合学会専門医認定試験の受験資格が与えられます。

2013年度から新しく始まったCFMDの4つめのレジデンシーです。近畿で家庭医になる研修を受けたい方、ご質問などある方、見学ご希望の方など、お問い合わせください。

1.応募資格

原則として2年間の厚生労働省指定の初期臨床研修を修了(見込み)した医師

2.募集人数

ver.1.0 5名 ver.2.0 4名

3.応募方法・試験日等詳細

  1. 応募方法
    下記の書類提出による
  2. 提出書類
    • 履歴書
    • 医師免許証(写し)
    • 初期研修修了書(見込み)・研修実施機関に在籍を証明するもの
    • 志望動機(A4、2枚以内。様式は問わない)
  3. 送付先
    661-0033 尼崎市南武庫之荘11-12-1
    尼崎医療生活協同組合 生協事務局 レジデンシー・近畿担当 徳間宛
  4. 試験日
    • 一次募集 2016年11月~12月の間で受験者と相談して設定致します。
      応募締切  2016年10月31日(月)
    • 二次募集  1次募集で定員に満たなかった場合のみ行います。

    ※ 志望者には随時面談・見学を行っております。お問い合わせ下さい。

  5. 選考方法
    • 面接
    • 口頭試問、小論文

4.カリキュラムの概要

  1. 研修期間
    3年間
  2. 研修施設
    教育指定診療所(5ヶ所) たじま医療生活協同組合 ろっぽう診療所  藤井高雄
    医療生協かわち野生活協同組合 はなぞの生協診療所  石井大介
    やましろ健康医療生活協同組合 あさくら診療所  河本一成
    尼崎医療生活協同組合 本田診療所 森敬良
    (尼崎医療生活協同組合 ナニワ診療所)
    主たる研修病院群 (2ヶ所) 尼崎医療生協病院(内科、小児科、産婦人科、緩和ケア/兵庫県尼崎市)
    東大阪生協病院(内科、リハビリ/大阪府東大阪市)
    (ver.2.0では耳原総合病院救急科)
  3. 研修目標
    1. 医師としてEBMや予防医療を重視したよく訓練された臨床能力をもち、地域保健医療活動への参画を重視する視点を身につけ、都市部診療所において、非選択的な外来医療、在宅診療、保健予防活動をバランスよくおこなえる家庭医療専門医に必要なコンピテンスを獲得すること。
    2. 指導医・研究者として学習者中心の臨床教育を実施できるようになる。また、臨床疫学、行動科学、地域指向性プライマリケアに関する研究や実践の基礎的能力をもち、地域の健康問題に対して科学的な視点でアプローチできる。生涯学習者として自己決定型学習を実施できる。 常にアップ・トゥ・デイトな情報にアプローチでき、EBMを実施しつつ、反省的実践家としての家庭医らしい生涯教育をおこなうことができる。さまざまな地域プロジェクトにかかわり、リーダーシップを発揮することができる。
    3. 仲間として常に協同で学び、チームの一員としてその責任と役割をはたすことができる。医療生協の発展に寄与するとともに、地域との様々な協同をすすめ、さらに世界の地域医療に貢献することができる。
    4. 健康感・公平・正義などの価値観を涵養し、住民の主体形成への支援的かかわりができる。

5.カリキュラムの特徴

Horizontal Curriculum

地域に貢献できる家庭医となる観点から以下の内容を3年間のプログラムを通じて一貫して実施する。

  1. 診療所における継続外来・在宅診療(one-day back)
  2. レジデント・デイ(1ヶ月の振り返りとClinical Jazz)
  3. レジデント・セミナー(家庭医療のコアとなる領域の集中セミナー)
  4. プロジェクト・ワーク(プライマリ・ケア領域に関する研究プロジェクトを行う)

3年間教育指定診療所所属

所属は教育指定診療所とする。活動拠点はローテート研修先にかかわらず1カ所の教育指定診療所とし、家庭医のメンターをもつ。なお、プログラム管理は、医療福祉生協連 家庭医療学開発センターが行い、プログラム管理委員会を関連科の代表者で構成することにより、多くの法人にまたがった診療所基盤型のレジデンシーの構築を可能にしている。

質の高い形成的評価と総括的評価

  1. 日本家庭医療学会に準拠した研修目標に医療生協独自の研修目標を勘案した23領域におけるエントリーにより構築されたポートフォリオによる総括評価を行う。またこのポートフォリオ作成のモニタリングとサポートを定期的に実施する。
  2. 家庭医療専門医は広範囲の健康問題に関し網羅的な知識を必要とするため、シニア1、2学年終了時点でのMEQ(Modified Essay Question)を中心としたITE(In training Examination)を行う。
  3. レジデンシー修了後、日本プライマリ・ケア連合学会専門医認定試験を受験する。

メンタリングとサポートシステム

管理システムから独立したメンタリングによるサポート体制を家庭医療学開発センターが保障する。

  1. ミニ・フェローシップ
    主としてシニア3年目でミニ・フェローシップ(通年的エレクティブ、週1単位)を選択できる。医学教育、行動科学、皮膚科、整形外科等
  2. 多彩な外部ファカルティー
    家庭医療学センターが蓄積している外部のアドバイザーとのネットワークを活用する。臨床疫学、EBM、医学教育、生命統計学、医療政策、医療経済のスペシャリストに指導医陣に加わっていただくことにより、より質の高い研修を可能にしている。

6.ローテーションの考え方

都市型診療所を拠点とする家庭医に求められるコンピテンスを勘案し、内科、老年医学と小児科(小児保健)、緩和ケアの比較的深い知識と技術の獲得を強調したローテーションスケジュールを組織する。また、整形外科領域や皮膚科領域などは、個別ローテートでは設定せず、教育診療所研修期間中に可能な形とする。また精神科領域については、行動科学、psychosocial medicineとして通年的に学ぶ課題として設定する。

ローテーションスケジュール例

Ver.1.0
1年目 地域研修病院における総合内科研修
所属診療所へのワンデイ・パック(外来・往診)
2年目 小児研修 緩和ケア 救急医療 産婦人科 整形外科 リハビリ etc
所属診療所へのワンデイ・パック(外来・往診)
3年目 教育診療所での外来・往診
通年エレクティブ(皮膚科、眼科、泌尿器科、ウィメンズヘルスなど)

Ver.2

1年目 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
総診Ⅱ 内科研修
診療所等へのワンデイ・パック (外来・訪問診療)
2年目 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
小児科研修 救急科研修 緩和ケア 選択期間
診療所等へのワンデイ・パック(外来・訪問診療)
3年目 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
総診Ⅰ 教育診療所での外来・往診
通年エレクティブ(皮膚科、眼科、泌尿器科、ウィメンズヘルスなど)